警稿ペン
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「ちょっと、先生!最近、どうしたんです?誤字も脱字も多いし、この原稿なんて、主人公の一人称違ってますよ!もー!」
原稿にミスが多く、新人担当者に注意されることが多い今日この頃…。はぁ、どうしたもんか、歳だろうか…。
不意に、原稿用紙の上の携帯電話が、着信を告げる。遠くに住む娘からだ。
……もしもし。元気にしてるかい?…そうか、良かったよ。で、今日はどうしたんだい?え、誕生日プレゼントを送った?なに?今のお父さんに必要なものだって?そうか、ありがとう。楽しみにしてるよ……。
娘から届いたプレゼントは、“警稿ペン”というものだった。一見、普通の蛍光ペンなのだが、書き終えた原稿に“警稿ペン”を引いていくと…ミスしているところだけが、赤くなるという優れもの!!まさに、原稿のミスを警告してくれる“警稿ペン”!!
「先生!!最近、すごく良いですね!その調子です!」
原稿にミスが多く、新人担当者に注意されることが多い今日この頃…。はぁ、どうしたもんか、歳だろうか…。
不意に、原稿用紙の上の携帯電話が、着信を告げる。遠くに住む娘からだ。
……もしもし。元気にしてるかい?…そうか、良かったよ。で、今日はどうしたんだい?え、誕生日プレゼントを送った?なに?今のお父さんに必要なものだって?そうか、ありがとう。楽しみにしてるよ……。
娘から届いたプレゼントは、“警稿ペン”というものだった。一見、普通の蛍光ペンなのだが、書き終えた原稿に“警稿ペン”を引いていくと…ミスしているところだけが、赤くなるという優れもの!!まさに、原稿のミスを警告してくれる“警稿ペン”!!
「先生!!最近、すごく良いですね!その調子です!」
その他
公開:20/05/13 20:00
不思議な文房具シリーズ
書くこと、読むことが大好きな社会人3年生。
青空に浮かぶ白い雲のように、のんびり紡いでいます。
・プチコン「新生活」 優秀賞『また、ふたりで』
・ショートショートコンテスト「節目」 入賞『涯灯』
note https://note.com/sumire_ssg
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