おやつSS・そば饅頭
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公園に行くと、間隔を空けて円を作った数人の男が「そばまんじゅう、押っされて泣くな」と声を出していた。
「何をしているんです?」
と私が声を掛けても、何か必死の形相でなかなか返事をしない。
それでもしつこく聞くと、ようやく「そばまんじゅうをしているんですよ」と教えてくれた。
輪になった大の大人が真っ赤な顔で力んでいるのだから、かなり異様な光景だ。
まあ、変った人もいるのだろうと、間を通り抜けようとした時だ。
私は、突然見えない何かに弾かれ、植込みの中へと飛ばされた。
「大丈夫ですか?」
円を崩して男達が駆け寄って来る。
「私達は気功をやっていまして、互いの気で押し合って練習していたのです」
どうやら私は、その「気」で弾き飛ばされたらしい。
側に立って押し合うから「そばまんじゅう」
笑っていいのか悪いのか、私は困った顔で腰をさすった。
「何をしているんです?」
と私が声を掛けても、何か必死の形相でなかなか返事をしない。
それでもしつこく聞くと、ようやく「そばまんじゅうをしているんですよ」と教えてくれた。
輪になった大の大人が真っ赤な顔で力んでいるのだから、かなり異様な光景だ。
まあ、変った人もいるのだろうと、間を通り抜けようとした時だ。
私は、突然見えない何かに弾かれ、植込みの中へと飛ばされた。
「大丈夫ですか?」
円を崩して男達が駆け寄って来る。
「私達は気功をやっていまして、互いの気で押し合って練習していたのです」
どうやら私は、その「気」で弾き飛ばされたらしい。
側に立って押し合うから「そばまんじゅう」
笑っていいのか悪いのか、私は困った顔で腰をさすった。
その他
公開:20/05/14 13:57
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tamanegitarou1539@gmail.com
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