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ミドリ商事の女子寮には六人の美女がいる。
その日は一つの部屋に皆が集まって、お喋りに花を咲かせていた。
「寒くて肌が乾燥する。潤う方法、誰か知らない?」
「牛乳風呂がいいよ。お風呂に牛乳を入れるの。お肌しっとりするよ」
「知ってる。化粧水みたいに顔だけじゃなく、体まるごと潤うから助かるよね」
「もう蛇口ひねったらすぐに牛乳が出たらいいのに」
「じゃあ入れちゃおうか? 屋上にある給水塔に牛乳をいれたら、蛇口から出るようになるんじゃない?」
「そっか、やっちゃえ!」
ミドリ商事には有名な六人の美女がいる。
肌がきめ細やかで美しいのだ。
彼女たちをみてときめかない男はいない。
しかし、時が経つにつれて何故か男が立ち去り始めた。
彼女たちは首を傾げながら毎日給水塔に牛乳を注いでいる。
給水塔からは濃いチーズの匂いが立ち上がり、空は夏色に染まりはじめていた……。
その日は一つの部屋に皆が集まって、お喋りに花を咲かせていた。
「寒くて肌が乾燥する。潤う方法、誰か知らない?」
「牛乳風呂がいいよ。お風呂に牛乳を入れるの。お肌しっとりするよ」
「知ってる。化粧水みたいに顔だけじゃなく、体まるごと潤うから助かるよね」
「もう蛇口ひねったらすぐに牛乳が出たらいいのに」
「じゃあ入れちゃおうか? 屋上にある給水塔に牛乳をいれたら、蛇口から出るようになるんじゃない?」
「そっか、やっちゃえ!」
ミドリ商事には有名な六人の美女がいる。
肌がきめ細やかで美しいのだ。
彼女たちをみてときめかない男はいない。
しかし、時が経つにつれて何故か男が立ち去り始めた。
彼女たちは首を傾げながら毎日給水塔に牛乳を注いでいる。
給水塔からは濃いチーズの匂いが立ち上がり、空は夏色に染まりはじめていた……。
ファンタジー
公開:20/05/13 16:55
更新:20/05/13 16:55
更新:20/05/13 16:55
牧原加奈です。
よろしくお願いします。
https://twitter.com/makihara_kana
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