笑える首つり
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休み時間終了のチャイムが鳴る頃、彩は教室で首をつった。
近くにいた友達に声を掛けられたが、彩は答えることが出来なかった。
だが、友達は首を必死に押さえて鼻の穴を広げながら悶えている彩の表情を見て笑いを堪えている。
そのとき、次の授業の先生が教室に入って来た。
「えーと、昨日は確か六十ページまでやったな……ん?」
先生も彩の異変に気付いたが、その顔を見るなり笑みを浮かべて真っ白い歯を見せる。
先生は「どうした?」とニヤニヤしながら彩に声を掛けた。
「首つりました!」
硬直していた首の筋肉が緩み始めていた彩は、元気良く先生に答えた。
その瞬間、教室は大きな笑い声に包まれた。
近くにいた友達に声を掛けられたが、彩は答えることが出来なかった。
だが、友達は首を必死に押さえて鼻の穴を広げながら悶えている彩の表情を見て笑いを堪えている。
そのとき、次の授業の先生が教室に入って来た。
「えーと、昨日は確か六十ページまでやったな……ん?」
先生も彩の異変に気付いたが、その顔を見るなり笑みを浮かべて真っ白い歯を見せる。
先生は「どうした?」とニヤニヤしながら彩に声を掛けた。
「首つりました!」
硬直していた首の筋肉が緩み始めていた彩は、元気良く先生に答えた。
その瞬間、教室は大きな笑い声に包まれた。
その他
公開:20/05/13 14:00
首つり
私は元読書嫌いの人間です。
今まで本は学校の教科書や、就職に役立つかもしれないと思った自己啓発系の本を読むという、全然楽しくない読書でした。
小説を読む内に面白くなり、自分でも書いてみたくなりました。
よろしくお願いします。
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