おやつSS・ドーナツ
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今、気に入ってるのは、タネをスプーンでポトンと落として揚げるドーナツ。
でも不器用な私が作ると、変な形になる。これなんて触手が生えたみたい。
「タコだ」
「何がタコだ!」
なんと、私の独り言にドーナツが反論してきた。
「私はタコではない。古の邪神だ」
どうやら私の欲望(食欲)が、奴を呼び出してしまったらしい。
今から世界を我が物にしに行くと、息巻いている。
こんな世界に仇なすものを、世に放す訳にはいかない。
触手を手足のように動かしてキッチンから出て行こうとする邪神を、私は捕まえた。
「悪いやつは、こうだ!」
所詮、元はドーナツ。私は邪神を口に放り込んだ。
「うっ!」
だが、呪いが私を襲った。
それは既に、外はサクッと中はふんわり、ほんのり甘いコロコロドーナツではなかった。
「熱い!」
容赦無く私の舌を焼いたのは、熱々のたこ焼きだった。
でも不器用な私が作ると、変な形になる。これなんて触手が生えたみたい。
「タコだ」
「何がタコだ!」
なんと、私の独り言にドーナツが反論してきた。
「私はタコではない。古の邪神だ」
どうやら私の欲望(食欲)が、奴を呼び出してしまったらしい。
今から世界を我が物にしに行くと、息巻いている。
こんな世界に仇なすものを、世に放す訳にはいかない。
触手を手足のように動かしてキッチンから出て行こうとする邪神を、私は捕まえた。
「悪いやつは、こうだ!」
所詮、元はドーナツ。私は邪神を口に放り込んだ。
「うっ!」
だが、呪いが私を襲った。
それは既に、外はサクッと中はふんわり、ほんのり甘いコロコロドーナツではなかった。
「熱い!」
容赦無く私の舌を焼いたのは、熱々のたこ焼きだった。
その他
公開:20/05/10 13:53
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tamanegitarou1539@gmail.com
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