空気の抜けたバスケットボール

全てにおいて世界一と言われるある国。
この国には変なところが二つあった。その一つがバスケ禁止法である。
バスケットボールを見つけ次第潰せ。
この国では、バスケが禁令である。この国を支配する王が昔バスケで怪我をしたかららしい。

ある時、野球をやっていた王はデッドボールを受け、野球を禁止にした。今度はサッカーをやっていた時こけて、サッカーを禁止にした。この王は世界一有能だったが世界一わがままで怪我が嫌いだった。
王はある日、散歩中にこけて、激怒した。

「今わしは何をしていた！」
「歩いてました」

即日、歩行禁止令が出た。しばらく国民は這って行動した。すると、頭のいい人が歩かずに移動できる機械を開発した。
王の法律を逆手に国はどんどん発達した。ここまでこれたのはバスケで怪我をしたからだと、王は国旗に空気の抜けたバスケットボールをあしらった。これがこの国二つ目のおかしなところである。