クールな朝をしらない
2
4
よいしょ、っていう言葉から始めようとしたけれど、やっぱり、よっこらしょ、から始めることにする。今日の天気は晴れ。カーテンの隙間から漏れる光が、寝すぎたわたしを責めてるみたいに、グンと部屋の中に射し込んでいる。わたしはもう一度、布団に潜ろうかと考える。だってなんだか威圧的なんだもの。いや、ダメダメ、逃げちゃダメ。どっこいしょ、と声を出して、布団を畳んだ。わたしはクールな朝をしらない。
キッチンに向かってフラフラと歩く。冷蔵庫から牛乳を取り出して、パックのまま飲んだ。わたしを叱る人は、ここにはいない。それがちょっと寂しくも感じる。牛乳を飲むだけで寂しくなるなんて、わたし、センチメンタル。牛乳を冷蔵庫にしまって、ふと上を見上げると、蜘蛛が天井を這っていた。思わずでた言葉は、バビョ。少し口から出てしまったヨダレを袖で拭って、上をじっと見上げる。蜘蛛もじっとしている。じっーーー、わたしの朝。
キッチンに向かってフラフラと歩く。冷蔵庫から牛乳を取り出して、パックのまま飲んだ。わたしを叱る人は、ここにはいない。それがちょっと寂しくも感じる。牛乳を飲むだけで寂しくなるなんて、わたし、センチメンタル。牛乳を冷蔵庫にしまって、ふと上を見上げると、蜘蛛が天井を這っていた。思わずでた言葉は、バビョ。少し口から出てしまったヨダレを袖で拭って、上をじっと見上げる。蜘蛛もじっとしている。じっーーー、わたしの朝。
青春
公開:20/05/07 16:19
基本的に、無、です。
ログインするとコメントを投稿できます