四季家族

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夏の夏子は暑い。生まれた時に母の冬子を溶かして亡きものにしてしまった過去がある。長男の春男を産んだ時も冬子は大変苦労したが、溶け死ぬほどではなかった。
「あなた、、夏子を頼みます!」
遺言。冬子は溶け死んだ。溶け死んだ冬子の亡骸は氷として冷凍庫に保存されている。
ある夏、秋男が家に帰ると二人ががかき氷を食べている。
「嫌な予感、、。」
やはり、冬子氷がなくなっている。
「貴様ら!冬子を食べたな!」
「あっ!そうだった!!」
「ああっ!お母さんっ!食べちゃった!」
「うぅっ。」
泣き崩れる秋男。
「冬子、、冬子お!」
「ご、、ごめんなさい、。」
「ああ、、どうしよう、、。」
焦る二人。
「うぅっ、、うぅっ、、。」
「そうだ!」
春男、閃く。
「まだお母さんはお腹の中にいる!出てきたおしっこを凍らせれば元どおり!」
「確かに!」
じょーー!
二人は出てきたおしっこを凍らせ、冷凍庫へ。やった!
SF
公開:20/05/06 00:06

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