君の好きな色
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「みぃくん!好きです。付き合ってください」
千夏とは高校から付き合っている。
「あの告白からもう10年も経つのか、早いな」
5年前に結婚して2人の子宝にも恵まれた。
「10年で色々あったね。揃って絶賛育児に奮闘中だなんて、あの日は夢にも思わなかった」
子供の寝顔を眺めながらふふっと千夏が笑った。
「みぃくん?」
「ん?」
「10年も一緒にいてさ、飽きないの?…私に」
「そうだなぁ…飽きないね。って言うかそういう存在じゃないでしょ」
告白された時は正直好きではなかった。普通に仲良しで友達関係だったから、驚いた。
付き合ったら千夏の一途さや健気さに惚れていった。
今ではベタぼれってやつだ。
「みぃくんの好きな色ってなんだっけ?」
「んー…」
って考えるふりして
「赤かな」
君の好きな色を答える。
「そうだ、私と同じだったね」
それほどに。
千夏とは高校から付き合っている。
「あの告白からもう10年も経つのか、早いな」
5年前に結婚して2人の子宝にも恵まれた。
「10年で色々あったね。揃って絶賛育児に奮闘中だなんて、あの日は夢にも思わなかった」
子供の寝顔を眺めながらふふっと千夏が笑った。
「みぃくん?」
「ん?」
「10年も一緒にいてさ、飽きないの?…私に」
「そうだなぁ…飽きないね。って言うかそういう存在じゃないでしょ」
告白された時は正直好きではなかった。普通に仲良しで友達関係だったから、驚いた。
付き合ったら千夏の一途さや健気さに惚れていった。
今ではベタぼれってやつだ。
「みぃくんの好きな色ってなんだっけ?」
「んー…」
って考えるふりして
「赤かな」
君の好きな色を答える。
「そうだ、私と同じだったね」
それほどに。
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公開:20/05/05 23:37
なりひらでんぱち
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