フェアリーモード+(4)桧山さんの訓辞 アイドル新ユニット五名に告ぐ

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 伝説のプロデューサーが去った後、桧山は五人のメンバーを前にすぐに気持ちを切り替えた。ここで虚勢を張ることがマネージャーとしての自分の使命だと心得ていたからだ。だから声を張り上げる。
「このメンバーで本当にアイドルとしてやっていけるのか。みんなの不安な気持ち、よくわかるわ。でもね、元々何の試練もなく手堅くデビューしようなんて考え自体が甘かったのよ。伝説のプロデューサーは、ちゃんとそのことをわかっていたんだわ…」
 桧山は熱く拳を振り上げた。
「だから、いい? これからどんな試練があっても、必ず自分を信じてステージに立ち続けなさい。来てくれたお客さん達が貴女達の魅力を発見してくれるまで。それが成功するための唯一の方法よ。大丈夫、成功するまで私が全力サポートする。貴女達ならきっと輝けるわ! かつて伝説のプロデューサーが間違えたことは一度もないんだから」
 会議室の空気は不思議な熱を帯び始めた。
青春
公開:20/03/01 22:24
更新:20/03/04 19:56
桧山さん フェアリーモード+ 伝説のプロデューサー

水素カフェ( 東京 )



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小説家になるために文章の勉強をしたいと思っています。
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小説のジャンルとしては、ミステリやホラーを目指していますが、
ここではあまりこだわらずに書いてみようと思っています。

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