温かくて懐かしい
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重く膨らんだ白い雲からふわふわと舞い降りてくる雪。
雲の子供たちが雪に化け、地上にゆっくりと降りてくるみたい。
雪に染まった合掌造り。
合掌造りの我が家で、温かいおぜんざいを食べらがら祖母と母は懐かしい話をしている。
「雪が屋根に積もるとよぉ。どさっと落ちてくるにぃ。カコはその音に驚いて“かあちゃん何あの音!”って、ビクビクしてなぁ。」
覚えている。何にもすることがなくて、ボケーッと弟におっぱいをあげているお母さんを見てた。
静かな家の中に、突然ドドドっと音がして私はお母さんにしがみついた。
「ママ何あの音?」
「カコ見に行ってきてよ」
「やだ!ママ行ってよ」
「ママはこの子におっぱいあげてるから無理」
「じゃあ、おばあちゃんがおっぱいあげてっ!」
産後の里帰り。おっぱいをあげている私に祖母と母は優しい目で私たちを見つめていた。
雲の子供たちが雪に化け、地上にゆっくりと降りてくるみたい。
雪に染まった合掌造り。
合掌造りの我が家で、温かいおぜんざいを食べらがら祖母と母は懐かしい話をしている。
「雪が屋根に積もるとよぉ。どさっと落ちてくるにぃ。カコはその音に驚いて“かあちゃん何あの音!”って、ビクビクしてなぁ。」
覚えている。何にもすることがなくて、ボケーッと弟におっぱいをあげているお母さんを見てた。
静かな家の中に、突然ドドドっと音がして私はお母さんにしがみついた。
「ママ何あの音?」
「カコ見に行ってきてよ」
「やだ!ママ行ってよ」
「ママはこの子におっぱいあげてるから無理」
「じゃあ、おばあちゃんがおっぱいあげてっ!」
産後の里帰り。おっぱいをあげている私に祖母と母は優しい目で私たちを見つめていた。
その他
公開:20/02/29 14:52
いつか絵本を1冊出せたら...
そう思いながら書いてます。
少しだけホッコリしていただければ嬉しいです。
でも、たまにブラックも書きますけど。
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