時計のつぶやき

それは何気ない日常・・・のはずだった。
あんな事が起こるまでは。

１月５日
特急しらさぎ　金沢ー米原間で女性客の死体が発見された。
第一発見者は車掌。
検札のため寝ているであろう女性に声を掛けたところ、返事が無いので異変を感じ、救急車及び警察に連絡した。
警察は全力で犯人確保に乗り出した。
人海戦術で乗客への聞き込み、各駅に設置された監視カメラを確認し、怪しい人物がいないか必死で探した。だが、目ぼしい成果は得られなかった。

１月６日
福井県東尋坊崖下で観光客３人の死体が発見された。

翌１月７日
愛知県　道路を歩いていた老人が急に倒れ、亡くなった。目撃者は多くいたが犯人は誰も見ていなかった。

警察は同一の殺人方法から連続殺人と考え、広域に注意を呼び掛けた。

けれども被害者は日に日に急増した。

ここで問題です。殺人の実行者は誰にも見られずどうやって人々を殺したのでしょうか。