ファンタスティック・プラネット 8

2
3

 私は天才発明家だ。惑星の最高権力に処刑されたが、牢獄で異空間転移装置を発明した。私は地球に飛んだ。そこでたこ八郎、ビートたけしを経てヒクソン・グレイシーに寄生した。しかしシューメーカー・レヴィ第9彗星に乗ってもとの惑星から追手がきた。格闘技マニアの彼は高田延彦に寄生した。


 賢明なる読者ならもうお気づきだろう。私は高田に勝った。1R、腕ひしぎ十字固めで。翌年も彼は挑んできた。そこでも1R、5分足らずで勝ってしまった。流石はヒクソン・グレイシー、私が見込んだ男である。


 しかし最初ランダムに1980年代の地球に飛ばされてからもう10年以上経ってしまった。限りなくスピリットーー魂にちかい存在になっている私はとりあえず地球の人間に寄生して私を処刑した最高権力への復讐の策を練るつもりだった。しかしあれだな。追手もすこし来たぐらいで何の展開もないではないか。作者は何も考えてないのだろう。
SF
公開:20/02/26 12:50

千億アルマ( Tokyo, Japan )

Senoku ALMA
https://note.com/shiro_mid

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容