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近年発掘調査が著しい中国で、新たに江西省から発見されたティラノサウルス科恐竜の化石が注目を集めている。

一見したところ普通に見えるのだが、よく観察すると頭部に鋭い鉤爪のようなもので刻み込まれた傷跡が何箇所か見つかったのである。

同族同士の争いでつけられたものではないかという意見もあったがティーレックスの齒ではそのような形にならないと否定された。

またケラトプス科の角やステゴサウルス科のサゴマイザー(尻尾の先のトゲ)による攻撃も、位置的に難しいという判断になった。

傷の位置や形状的に、どう考えても高い位置から鷲のような鍵爪で襲われたと見るのが妥当だと推測された頃、新たな発見が世間を驚愕させた。

翼竜だと思われたそれは、後肢が非常に発達し鋭い鍵爪を擁していた。ほぼ全身の骨格が発見されたが、その姿はどう考えてもドラゴンにしか見えなかった。

まさに世紀の発見である。
ファンタジー
公開:20/02/27 07:00
312 ティラノサウルス ケラトプス ステゴサウルス ドラゴン オオカミの自信作

武蔵の国のオオカミ( ここ、ツイッタランド、タイッツー )

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