ファンタスティック・プラネット 6

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 私は天才発明家だ。いままでのあらすじは前回までを参照されたい。


 私はたこ八郎から経てビートたけしに寄生した。しかしビートたけしは1994年8月にバイク事故を起こした。その衝撃で私はこの男と同調するのが容易ではなくなった。


 私はいま限りなくスピリットーー魂にちかい存在になっている。私には新しい寄生先が必要だ。


 そこでシューメーカー・レヴィ第9彗星である。この彗星はバイク事故の先月に木星に衝突している。私は天才ゆえに察知した。これは私がもといた惑星からの追手である。彗星に搭載されてきたのに違いない。そして木星内部に潜入することによりこちらを監視する。バイク事故はおそらく彼らの工作だ。これはーーー“戦線布告”ーーーー。


 これは一筋縄ではいかないようだ。私は新たな肉体を探した。強靭な肉体がいい。次の寄生先は決まった。400戦無敗の男、ヒクソン・グレイシーである。
SF
公開:20/02/25 15:33
更新:20/02/25 16:44

千億アルマ( Tokyo, Japan )

Senoku ALMA
https://note.com/shiro_mid

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