ファンタスティック・プラネット 5

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 私は天才発明家だ。


 前回までのあらすじはというと、私は私の住む惑星の最高権力に処刑された。しかし天才ゆえに私は牢獄で異空間転移装置を発明した。私はランダムに1980年代の地球に飛ばされた。日本だ。私はたこ八郎に寄生した。だが彼はすぐに死んだ。そして私はたことおなじコメディアンであるビートたけしに寄生したのである。仮の肉体にて復讐の策を練るのだ。私を処刑した最高権力への復讐をーーー。


 この男はなかなか血気盛んだ。ゴシップ雑誌の編集部を襲撃したり。私はこの男に映画を撮らせてみた。私はもといた惑星でもかなりの映画マニアだったのだ。ビートたけしに撮らせた映画はまたたく間にあらゆる賞を獲得した。


 だがしかし。1994年にこの男はバイク事故を起こした。私はそのときの衝撃でこの男と同調するのが容易ではなくなった。


 次の寄生先を探すのだ。すべては復讐のためにーーーー。
SF
公開:20/02/24 08:32

千億アルマ( Tokyo, Japan )

ショートショートは、短い小説ではなく、読解可能性を最小単位へ圧縮した記録媒体である。本アーカイブは作品を保存することを目的としない。保存されるのは、読者との接触によって意味が生成・変容する条件そのものである。ジャンルは分類ではなく読解の副産物であり、一篇はSFにも日常にも寓話にもなり得る。物語とは完成された構造ではなく、読むという行為のたびに更新される暫定的な現象である。ゆえに作者は創作者ではなく観測者であり、アーカイブとは物語の集積ではなく、物語が発生し続ける可能性を保持するための実験的装置として位置づけられる。長すぎるだろ、これ。

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