16
10
コンビニに煙草を買いに行くと、珍しく入口にガチャガチャが置いてあった。青い文字で「思い出ガチャ」と書いてある。面白そうだな、と好奇心から百円玉を3つ入れてガチャガチャを回した。
コロコロと出てきたのは半透明の黄色のカプセルだった。どうやら中に何も入ってる気配がない。ハズレか?と気落ちして蓋を開ける。
俺は友達を抱きしめていた。
友達は彼女に振られたと泣いていたので励ましていたのだが、泣きたいのは俺だった。ただひたすら友達として振る舞っていたがその日は好きという感情が態度に現れてしまった。
抱きしめたら、そいつは俺を少し気味悪げにそっと放した。
あの時の苦い記憶が蘇ったのだ。
すると、手に持っていたカプセルの中にボタンが現れた。それはあいつの制服の第2ボタンだと直ぐにわかった。
友情の印だと、卒業式にくれたものだ。失くしていた物だった。
一服しながらを友達を偲ぶ。
煙と一緒に涙を飲んだ。
コロコロと出てきたのは半透明の黄色のカプセルだった。どうやら中に何も入ってる気配がない。ハズレか?と気落ちして蓋を開ける。
俺は友達を抱きしめていた。
友達は彼女に振られたと泣いていたので励ましていたのだが、泣きたいのは俺だった。ただひたすら友達として振る舞っていたがその日は好きという感情が態度に現れてしまった。
抱きしめたら、そいつは俺を少し気味悪げにそっと放した。
あの時の苦い記憶が蘇ったのだ。
すると、手に持っていたカプセルの中にボタンが現れた。それはあいつの制服の第2ボタンだと直ぐにわかった。
友情の印だと、卒業式にくれたものだ。失くしていた物だった。
一服しながらを友達を偲ぶ。
煙と一緒に涙を飲んだ。
恋愛
公開:20/02/23 03:18
夜野 るこ と申します。
(よるの)
皆さんの心に残るようなお話を書くことが目標です。よろしくお願いします。
ログインするとコメントを投稿できます