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学生時代の友人にバードウォッチングに誘われた
日時を聞いたら、今からだと言う
もう夕方なのに、鳥なんか見えないだろう
断ろうと思ったが、彼と会うのは数年ぶり
近況を聞きたいと思い、支度をした
集まったのは池袋東口の改札
しばらく歩き、居酒屋に入った
久しぶりに会う彼は、痩せてシュッとしており、魔法使いのような怪しい雰囲気
会話は知的で、専門性が高く、時々ついていけない
結局、終電がなくなるまで二人で飲んだ
「そろそろ行こうか」
そう言われ、彼のあとを千鳥足でついて行く
「今日はどんな鳥が見えるかな」
バードウォッチングのことなど忘れていた
着いたのはサンシャイン60
屋上に上がり、双眼鏡で夜を眺める
だが見えるのは、東京の煌びやかな夜景だけ
とその時、遠くで飛び回る黒い物体を見つけた
「見えるか?イケフクロウ。昼間は待ち合わせスポットになってる彼らも、夜はこうやって飛び回ってんだ」
日時を聞いたら、今からだと言う
もう夕方なのに、鳥なんか見えないだろう
断ろうと思ったが、彼と会うのは数年ぶり
近況を聞きたいと思い、支度をした
集まったのは池袋東口の改札
しばらく歩き、居酒屋に入った
久しぶりに会う彼は、痩せてシュッとしており、魔法使いのような怪しい雰囲気
会話は知的で、専門性が高く、時々ついていけない
結局、終電がなくなるまで二人で飲んだ
「そろそろ行こうか」
そう言われ、彼のあとを千鳥足でついて行く
「今日はどんな鳥が見えるかな」
バードウォッチングのことなど忘れていた
着いたのはサンシャイン60
屋上に上がり、双眼鏡で夜を眺める
だが見えるのは、東京の煌びやかな夜景だけ
とその時、遠くで飛び回る黒い物体を見つけた
「見えるか?イケフクロウ。昼間は待ち合わせスポットになってる彼らも、夜はこうやって飛び回ってんだ」
ファンタジー
公開:20/02/22 02:51
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最近のSSGのレベルの高さに驚愕しております。
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