「バカ」っていうの禁止!
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ここはお淑やかなお嬢様ばかりが通う特別な学校。
そして、この学校にはとある絶対規則が存在する——。
全ての生徒は、人を罵る言葉を口にしてはならない。
「貴女って私のお母様が飼っている子豚ちゃんみたいに可愛らしいのね」
「そういう貴女も、外の池で鳴いている小さなカエルみたいに可愛らしくてよ」
二人のお嬢様が目尻をぴくぴくさせながら会話をしている。
「まぁ素敵。でも豚の魅力には敵わないわ」
「そんなことないわ。カエルのほうが素敵よ」
突然、片方のお嬢様が立ち上がった。
「もう我慢できない!このバカ! 大嫌い!」
その瞬間、周囲の女生徒が凍りついたように会話を止め、一斉に二人を見つめた。
「ちょっと、それ、どっちの意味?」
「え?」
「だから、その……逆の意味かってこと」
「逆の意味って、え…」
二人のお嬢様はファアアっと赤くなった。
二人はその日から付き合い始めたそうな。
そして、この学校にはとある絶対規則が存在する——。
全ての生徒は、人を罵る言葉を口にしてはならない。
「貴女って私のお母様が飼っている子豚ちゃんみたいに可愛らしいのね」
「そういう貴女も、外の池で鳴いている小さなカエルみたいに可愛らしくてよ」
二人のお嬢様が目尻をぴくぴくさせながら会話をしている。
「まぁ素敵。でも豚の魅力には敵わないわ」
「そんなことないわ。カエルのほうが素敵よ」
突然、片方のお嬢様が立ち上がった。
「もう我慢できない!このバカ! 大嫌い!」
その瞬間、周囲の女生徒が凍りついたように会話を止め、一斉に二人を見つめた。
「ちょっと、それ、どっちの意味?」
「え?」
「だから、その……逆の意味かってこと」
「逆の意味って、え…」
二人のお嬢様はファアアっと赤くなった。
二人はその日から付き合い始めたそうな。
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公開:20/02/18 20:20
お嬢様学校の日常
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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