スコット探検隊秘話

4
3

20世紀初頭、南極点到達レースに破れたスコット隊はその悲劇性で有名であるが、彼らが収集した貴重な採取物や記録は重要な役割を持っており、今も大英自然史博物館に保存されている。

しかし、非公開の日誌の中に、奇妙な記述があることはあまり知られていない。

失意の南極点到達の1月17日から帰投時、2ヶ月後の3月17日、オーツ大尉は突然消えてしまったことは記録されているが、彼はその時、実は戻ってきていたのだ。

食糧不足で隊が苦しんでいた頃、新種のペンギンを発見したと。

コウテイペンギンは3月頃から上陸し繁殖のための野営地を作る。彼はそれを見つけたと思ったらしい。ところがそのペンギンは違っていた。なんと紫色をしていたというのだ。

スコット隊は食料としてそのペンギンを食べてしまったため、個体標本は残っていない。スケッチもなく文章による記録が残るのみである。

その後、現在まで誰も観た者はいない。
その他
公開:20/02/20 20:00
307 南極点到達競争 スコット隊の悲劇 コウテイペンギンの繁殖 新種ペンギン オオカミの自信作

武蔵の国のオオカミ( ここ、ツイッタランド )

武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。

ツイッター
https://mobile.twitter.com/ookami1910

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容