スウィートメモリー

32
19

パジャマ姿でダラダラしてたら玄関のチャイムが!次男は対応後に無言でリビングを通り抜けそそくさと2階へ。(おかしい。友達なら出かけるはず)
長男から「お父さん!こいつバレンタインのチョコもらっとる!」とチクリが入る。(やつめ!イジられるから隠そうと⁈俺の情報網を甘くみおって!)
観念した次男は父の尋問を受ける。
手作りか!ぐぬぬ!やりおる!
その時、空襲警報のように再びチャイムが!
突撃から戻った次男が「兄ちゃん!○○さんて人~!」勘の鋭い奴は長男と入れ替わるように階段を駆け登る!先程チクられた反撃に2階の窓から玄関先の様子を監視し司令長官の元へ「兄ちゃん、2人からチョコもらった!」
私の情報部隊は精鋭ぞろいだ。
玄関ドアは内外で異次元の如く空気が違う。
若僧2人が司令長官を置き去りにしおって!負けんぞ!

俺にもあった。チョコのように甘く苦い体験が。

負け惜しみの後は思い出が甘く溶けた。
恋愛
公開:20/02/16 22:35
更新:20/02/28 10:20

NORIHISA( 碧の星 )

   創作活動はこちらのショートショートガーデンが初めてです。令和元年12月31日から投稿開始しております。
 勉強になりますので、どのようなことでもお気軽にコメントいただけると嬉しいです。厳しいご意見もお待ちしております。
 どうかよろしくお願いいたします。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容