夏に飲みたくなるプラネタリウム
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この季節になると飲みたくなる。お祭りとかで売っている瓶のラムネソーダ。
そういえば昔、好きな子からもらったことがある。
それはちょうど部活帰りの喉が渇いていた時だった。
「家に帰ってから飲んで」
そう言って彼女は走って行ってしまった。
僕は、彼女の言ったとおりにしようと思ったけど、その日は家に帰るなりベッドで眠ってしまった。
気が付いた時には、部屋は暗く窓から差し込む街灯の明かりが眩しかった。あと、なんだかすごく喉が渇いていた。
もらったラムネソーダの存在を思い出し、リュックに手を伸ばし取り出す。彼女からもらった時の冷えた感じはなくなっていて、口につけた時に中に入っているビー玉の綺麗な音が耳に入ってきた。炭酸が上に向かって流れるように動いているのが見える。それがすごく星みたいな綺麗なものに見えた。僕は、ガラス瓶でできたプラネタリウムの中に入っているみたいだと思った。
そういえば昔、好きな子からもらったことがある。
それはちょうど部活帰りの喉が渇いていた時だった。
「家に帰ってから飲んで」
そう言って彼女は走って行ってしまった。
僕は、彼女の言ったとおりにしようと思ったけど、その日は家に帰るなりベッドで眠ってしまった。
気が付いた時には、部屋は暗く窓から差し込む街灯の明かりが眩しかった。あと、なんだかすごく喉が渇いていた。
もらったラムネソーダの存在を思い出し、リュックに手を伸ばし取り出す。彼女からもらった時の冷えた感じはなくなっていて、口につけた時に中に入っているビー玉の綺麗な音が耳に入ってきた。炭酸が上に向かって流れるように動いているのが見える。それがすごく星みたいな綺麗なものに見えた。僕は、ガラス瓶でできたプラネタリウムの中に入っているみたいだと思った。
青春
公開:20/02/16 21:24
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