お守りの星
4
6
「ほら、映画とかで、胸ポケットやお腹に入れていた何かが盾になって命が助かったとかって話、よくあるじゃない。あれと同じなんだよ。」
夜空を見上げながら彼はそう言った。
2年前、地球に向かっていた巨大隕石が月に当たったために、軌道がずれて最悪の事態は免れたのだった。
「いわば、地球のお守りみたいなものだよな、あれは。」
そう言って彼が指差す月には、衝突によって削られたかけらが土星のような輪っかを作っていた。
夜空を見上げながら彼はそう言った。
2年前、地球に向かっていた巨大隕石が月に当たったために、軌道がずれて最悪の事態は免れたのだった。
「いわば、地球のお守りみたいなものだよな、あれは。」
そう言って彼が指差す月には、衝突によって削られたかけらが土星のような輪っかを作っていた。
ファンタジー
公開:20/02/16 07:00
303
武蔵の国の辺境に棲息する“ひとでなし”のオオカミです。
ツイッター
https://mobile.twitter.com/ookami1910
タイッツー
https://taittsuu.com/users/ookami1910/profiles
ログインするとコメントを投稿できます