ある世界での出来事～みんな疲れたのです

ついにサーモン共和国で反乱が起きた。
細々と行われてきたレジスタンス運動が一層激しくなり、軍基地から大量の武器が奪われ、各地で武装蜂起が行われた。
周辺各国は好機と捉えるも、マグロは戦線を突破する気力が足りず撃退され、ブリランドは甲殻類との戦いで余力をほぼ使い果たしており、サーモン領侵攻は困難だった。
しかし、カツオとカレイがさらなる援軍派遣を提案してきたことで、サーモン領侵攻は実行される。
マグロ連邦内の政情が不安定になっていたため、連合軍団による攻撃はブリランド側に集中されたが、彼らが呆気にとられるほど、それまでの堅牢さが嘘だったかのように敵の防衛線は脆く崩壊した。
さらに同時期、鯛国とウナギ･アナゴ連合が独立宣言と宣戦布告を同時に行い、これが決定打となる。

サーモン政府は事態の収拾を断念。"当方に降伏の意思有り"と打診し、各国がこれを受理。

十二年あまり続いた大戦が、幕を閉じた。