バレンタインデーが愛した数式

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「この数式がとけたらこのチョコレートをあげるね!」
 そう言うと、エミは机に何かを置いた。チョコレートで出来た板に、ホワイトチョコで数式が書いてある。
「よし、やるぞ!」
「俺も!」
 エミの話を聞き、モテない男たちが奮起する。なにしろ、クラスで一番の美人であるエミのチョコレートが貰えるのだ。
 だが、数式は高校三年生には難しすぎる積分だ。ある者はノートに書いてみるが手が止まり、ある者はスマホで必死に解き方を探していた。
 すると、隣のクラスのイケメンであるソウタがやってきた。
「何やってるの?」
「エミちゃんが、このチョコの数式がとけたら、チョコレートくれるんだって!」
「ふぅん」
 興味なさそうに生返事をするソウタだったが、突然数式が書かれたチョコレートを割り、口の中に入れた。
「な、なんてことするんだよ!」

「だって口の中に入れれば、簡単にチョコの数式が溶けるじゃん」
青春
公開:20/02/14 21:48
バレンタインデー 数学 頭の柔らかさ 高校生

フィーカス

短編掌編をよく書いています。
時々何かに入賞したりします(2回)。
わけのわからない世界観を生み出したいです。

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