変な名前のバー
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友人から面白い名前のバーがあると聞いてやってきた。「キュウリを食べたくなるような名前だった」と言っていたが、一体どんなところなのか。
看板は出ておらず、ひっそりとやっているようだ。だが、中に入ると数人の男女が楽しくやっているようだ。
早速カウンターに座り、注文する。
「ビールを頼む」
だが、マスターと思われる男は首を振った。
「うちにはないよ」
バーにビールが無いとは変わっている。ならばカクテルはどうだ、とカルーアミルクを注文した。
だが、出てきたのは普通の牛乳だ。仕方なく飲んでいると、小腹が空いてきた。
「マスター、何かこう……つまみになるようなものは無いか? 友人から聞いたが、キュウリが食べたくなると言っていたが……」
「つまみ? うちには置いてないよ」
「はぁ? 酒もつまみも無いバーって、一体なんだよ」
俺がそう言うと、マスターはため息をついた。
「ここは休肝バーだよ」
看板は出ておらず、ひっそりとやっているようだ。だが、中に入ると数人の男女が楽しくやっているようだ。
早速カウンターに座り、注文する。
「ビールを頼む」
だが、マスターと思われる男は首を振った。
「うちにはないよ」
バーにビールが無いとは変わっている。ならばカクテルはどうだ、とカルーアミルクを注文した。
だが、出てきたのは普通の牛乳だ。仕方なく飲んでいると、小腹が空いてきた。
「マスター、何かこう……つまみになるようなものは無いか? 友人から聞いたが、キュウリが食べたくなると言っていたが……」
「つまみ? うちには置いてないよ」
「はぁ? 酒もつまみも無いバーって、一体なんだよ」
俺がそう言うと、マスターはため息をついた。
「ここは休肝バーだよ」
その他
公開:20/02/11 00:00
短編掌編をよく書いています。
時々何かに入賞したりします(2回)。
わけのわからない世界観を生み出したいです。
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