ちょこっとのお買い物
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スーパーに買い物に行くと、高校で同じクラスのリカちゃんを見つけた。野菜コーナーで何やら悩んでいるようだ。
買い物かごを見ると、白菜に大根、玉ねぎ、エノキダケが入っている。母親から買い物を依頼されたのだろう。となると、今夜の夕食はすき焼きあたりか。そう考えたのは、僕がすき焼きが好きだからだ。
リカちゃんはシイタケのパックを手に取っていた。入れるかどうか、迷っているらしい。
「リカちゃん、お買い物?」
僕が声を掛けると、リカちゃんは驚いてシイタケを落としそうになった。
「あ、ひ、ヒロシくん? う、うん。そうなんだ」
「お母さんに、買い物頼まれたの?」
「違うよ。バレンタインデーのチョコレートを作る材料を買いに来たの。彼、すき焼きが好きって聞いて……あ、じゃ、じゃあ、またね!」
そう言ってリカちゃんはレジへ向かった。
まさか……ね。
買い物かごを見ると、白菜に大根、玉ねぎ、エノキダケが入っている。母親から買い物を依頼されたのだろう。となると、今夜の夕食はすき焼きあたりか。そう考えたのは、僕がすき焼きが好きだからだ。
リカちゃんはシイタケのパックを手に取っていた。入れるかどうか、迷っているらしい。
「リカちゃん、お買い物?」
僕が声を掛けると、リカちゃんは驚いてシイタケを落としそうになった。
「あ、ひ、ヒロシくん? う、うん。そうなんだ」
「お母さんに、買い物頼まれたの?」
「違うよ。バレンタインデーのチョコレートを作る材料を買いに来たの。彼、すき焼きが好きって聞いて……あ、じゃ、じゃあ、またね!」
そう言ってリカちゃんはレジへ向かった。
まさか……ね。
ホラー
公開:20/02/09 17:24
バレンタインデー
短編掌編をよく書いています。
時々何かに入賞したりします(2回)。
わけのわからない世界観を生み出したいです。
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