ある世界での出来事~驚異の技術力

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戦争は終わる気配を見せない。
新たな参戦国が各々に思惑を抱き、主戦場である東方大陸棚と西北大陸棚へ大軍を送り込んだ。
そして、『虎の陰』が遂に正体を現した。
「退け、急げ!! 撤退だぁ!!」
大ハマチ帝国西部戦線は開幕早々大混乱に陥っていた。
カニの子を散らすようにハマチ兵が逃げまどい、毒々しい液体が逃げ遅れた者を活け締めにしながら、海中を漂った。その後に続いて、甲殻類の集団が隊列を組み進軍してくる……
シュリンプ大公国の新大公が、突然サーモン側としての参戦を宣言したのだ。紫色の液体の正体は、シュリンプ軍の新兵器『毒液クラゲ』が放ったものである。
「エビのやつらめ。なんてものを……ぐえぇ!!」
ハマチ軍装甲魚兵の一人が毒づいた直後、爆ぜて消えた。
よく見れば、海底に無数のヒトデが散らばり、小さなエビが漂っている……『ヒトデ爆弾』と『桜エビ工兵』である。
ハマチは、さらなる苦境に立たされた。
ファンタジー
公開:20/02/09 12:49

加賀守 崇緒( 猫屋敷 )

気まぐれなハチワレ猫です。
頭抱えながら文章を考えてます。
スイカと芋と肉と魚に、お米とお酒、ブドウが好き。
よろしくお願いします。

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