泉の女神

4
4

「貴方が落としたのはこの金の斧ですか?それともこの銀の斧ですか?」

泉の女神様の質問に対し、「僕が落としたのは普通の斧です」と正直に答えた。

「正直者の貴方にはこの金の斧と銀の斧を差し上げましょう」

そう言って女神様は2本の斧を僕に差し出し…「もう一つ質問です。貴方が好きなうまい棒はめんたい味?それともサラダ味?」と聞いて来た。

僕は正直に「めんたい味です」と答えた。

女神様はは舌打ちをすると「はい。貴方の落とした斧です」と、普通の斧を返してきた。
ちょっと待って!どういう事?

「私はサラダ味派です。さよなら」

泉に戻っていく女神様に僕は思わず「もうワンチャンス下さい!」と叫んだ。

女神様は面倒臭そうに「貴方はエメマン派?微糖派?」と聞いて来た。
どうしよう…僕はブラック派なのに…ええい!ここは微糖だ!

「残念。私は紅茶花伝派です」

女神は帰って行った。
そりゃないぜ…
ファンタジー
公開:20/02/10 19:35

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容