トイレの神様

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トイレには綺麗な女神様がいて、毎日トイレ掃除していたら私も女神様みたくなれると祖母が教えてくれた。
昔はそれを無邪気に信じていた…

容姿に優れず、要領も悪い。そんな私の唯一の特技はトイレ掃除だった。
同僚達が口さがない事を言ってもトイレ掃除をしている間は気にならなかった。
「毎日よく頑張るね」
掃除を終え、トイレから出ようとすると便座に全裸の美女が座っていた。
もしかして…女神様?
「違う違う。私は悪魔、怠惰のベルフェゴールよ」
ベルフェゴールって醜怪な老人の姿じゃないの?
「それはお爺ちゃん。あと先に言っておくけど貴方を私みたくは出来ないから。私に出来るのはこれだけ…後は自分で頑張りなさい」
美女は私に魔法をかけると消え去った。
鏡を確認してみた。私の容姿に変わりはない。夢でも見ていたんだろうか?

1年後、私は寿退社をした。
ベルフェゴールを調べてみると性愛の悪魔とも書かれていた。
ファンタジー
公開:20/02/10 19:24

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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