パワフル掃除機
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好きな子がアパートの部屋に来ることになった。ぼくは三年ぶりに部屋の掃除をしようと『超パワフルミラクルワンダーブラック掃除機』なる掃除機を箱から取出した。怪しげなサイトで最近見つけたもので、『宇宙最凶の吸引力!吸い込まれ注意』なんていうくだらないキャッチコピーが気に入ったのだ。
早速スイッチをONにする。
ウイイい胃iiん&*おH+Dn♬g/~
聞いたこともない変な音がした。
ぼくは部屋の隅に吸い込み口を当てた。
するとなぜだろう。
ぼくは地面の上に立っている。
いや、正確には地面の上に転がっている掃除機のなかに立っている。
周りには夥しい瓦礫と見覚えのある数人の顔。彼らはきょとんと辺りを見回している。
これはどうしたらいいのだろう。
とりあえずスマホからアクセスするとこんな注意書きが。
『三時間後にブラックボックスに転送されます』
ぼくは思わずつぶやいた。
「うそだろ?」
早速スイッチをONにする。
ウイイい胃iiん&*おH+Dn♬g/~
聞いたこともない変な音がした。
ぼくは部屋の隅に吸い込み口を当てた。
するとなぜだろう。
ぼくは地面の上に立っている。
いや、正確には地面の上に転がっている掃除機のなかに立っている。
周りには夥しい瓦礫と見覚えのある数人の顔。彼らはきょとんと辺りを見回している。
これはどうしたらいいのだろう。
とりあえずスマホからアクセスするとこんな注意書きが。
『三時間後にブラックボックスに転送されます』
ぼくは思わずつぶやいた。
「うそだろ?」
SF
公開:20/02/07 22:16
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