パンクバンドのライブに現れた紳士(「北斗の拳」コス)
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両手で耳を塞ぎたくなるほどの大音量。
ステージの上ではド派手なパンクバンドのボーカルが、怒り狂うエレキ・ギターに乗せて、人々の意識をジャミングするような破壊的ノイズを撒き散らしていた。
不意にボーカルはポキッと折れたように倒れ込んだ。
観衆は息を呑んだ。
音楽が鳴り止む。
そこへ一人の紳士が跳躍してステージに飛び降りた。なぜかケンシロウのコスチュームに身を包んでいる。彼は筋肉の膨張だけで服をビリビリに引き裂くと、人差し指でボーカルの額を突いた。
「北斗清涼拳!」
ピーリィ! と秘孔を突かれたボーカルは、悪魔的な脱水症状の中で神秘的な潤いと光を感じたという。
「お前はもう回復しているぅううう!!」
紳士が告げるとボーカルは立ち上がった。
再び骨が粉砕されそうなほどの爆音が鳴る!
絶叫するボーカルの身体中の汗腺から血の濃霧が噴き出した!
伝説のライブとなった——。
ステージの上ではド派手なパンクバンドのボーカルが、怒り狂うエレキ・ギターに乗せて、人々の意識をジャミングするような破壊的ノイズを撒き散らしていた。
不意にボーカルはポキッと折れたように倒れ込んだ。
観衆は息を呑んだ。
音楽が鳴り止む。
そこへ一人の紳士が跳躍してステージに飛び降りた。なぜかケンシロウのコスチュームに身を包んでいる。彼は筋肉の膨張だけで服をビリビリに引き裂くと、人差し指でボーカルの額を突いた。
「北斗清涼拳!」
ピーリィ! と秘孔を突かれたボーカルは、悪魔的な脱水症状の中で神秘的な潤いと光を感じたという。
「お前はもう回復しているぅううう!!」
紳士が告げるとボーカルは立ち上がった。
再び骨が粉砕されそうなほどの爆音が鳴る!
絶叫するボーカルの身体中の汗腺から血の濃霧が噴き出した!
伝説のライブとなった——。
その他
公開:20/02/09 08:56
更新:20/02/09 09:01
更新:20/02/09 09:01
パンクバンド
例の紳士
北斗の拳
コスプレ
リクエスト企画
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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