二人のスーパームーン

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歩きながら、ふと夜空を見上げると、満月が目に映る。
「そうか、今日はスーパームーンか」と気づく。

満月の夜にはいつも、彼女の事を思い出す。
色んな事があって、別れた。でも今でも彼女の事が好きだ。
スマホを出し、電話帳を開く。でも今は彼女の番号は知らない。

また夜空の満月を見る。丸い月に彼女の顔が浮かんだ。

再び歩き出す。しばらくして、ふいに着信音が鳴った。電話に出ると..それは彼女の声だった。
お互いに驚きの声を上げる。二人ともうまく喋れない。

「なぜ僕の番号を知っているの?」と尋ねると、彼女の方にまず着信があったという。
見知らぬ番号に、彼女は返信した。
その電話を先程、僕が受信したのだ。

不思議な事があるものだ。
聞けば彼女もさっき、満月を見上げ、僕を思い出していたという。

きっと僕が発した想いを、月を介して彼女が受信したのだ。
僕らのスーパームーンが、中継してくれたんだ。
ファンタジー
公開:20/02/09 00:48
更新:20/02/09 00:51
スーパームーンとは 月が地球に1番近く接近する 満月の時のことです

tamaonion( 千葉 )

雑貨関連の仕事をしています。こだわりの生活雑貨、インテリア小物やおもしろステーショナリー、和めるガラクタなどが好きです。

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