惑星調査員 5
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「本部長。いいんですか? いままでに何人もの惑星調査員を地球に送りこんでいますが、まっとうに任務をはたしている人間があまりいないような……」
「いいんだよ。我々の目的は地球文化の荒廃だ。調査員は我が惑星の文化を伝え、内部から壊滅させる。そのほうが征服しやすいからな」
「そのわりに地球の文化にどっぷりつかっているやつばかりでは……」
「…………。だいたい地球人は未開の民族なんだよ。ファーストガンダム観たか? ガンダムの説明書が紙なんだよ。リアリティないだろ。家電じゃないんだから」
「はあ」
「いまはSEEDを観ている」
「かなり観てんな」
「待て、調査員に連絡する。日本のアキバでガンプラ買ってきてもらうんだ。サザビーな。これはシャアの最後の機体で」
「めっちゃ好きじゃん」
「とにかく! 地球のような野蛮な地を支配することはたやすいのだ!」
「(この人自分の趣味のために調査員を地球に……?)」
「いいんだよ。我々の目的は地球文化の荒廃だ。調査員は我が惑星の文化を伝え、内部から壊滅させる。そのほうが征服しやすいからな」
「そのわりに地球の文化にどっぷりつかっているやつばかりでは……」
「…………。だいたい地球人は未開の民族なんだよ。ファーストガンダム観たか? ガンダムの説明書が紙なんだよ。リアリティないだろ。家電じゃないんだから」
「はあ」
「いまはSEEDを観ている」
「かなり観てんな」
「待て、調査員に連絡する。日本のアキバでガンプラ買ってきてもらうんだ。サザビーな。これはシャアの最後の機体で」
「めっちゃ好きじゃん」
「とにかく! 地球のような野蛮な地を支配することはたやすいのだ!」
「(この人自分の趣味のために調査員を地球に……?)」
SF
公開:20/02/07 15:23
更新:20/02/16 13:00
更新:20/02/16 13:00
ショートショートは、短い小説ではなく、読解可能性を最小単位へ圧縮した記録媒体である。本アーカイブは作品を保存することを目的としない。保存されるのは、読者との接触によって意味が生成・変容する条件そのものである。ジャンルは分類ではなく読解の副産物であり、一篇はSFにも日常にも寓話にもなり得る。物語とは完成された構造ではなく、読むという行為のたびに更新される暫定的な現象である。ゆえに作者は創作者ではなく観測者であり、アーカイブとは物語の集積ではなく、物語が発生し続ける可能性を保持するための実験的装置として位置づけられる。長すぎるだろ、これ。
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千億アルマ