惑星調査員 3

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 私は地球から離れた惑星からきた。任務は惑星調査。とりあえず地球人に擬態している。


 あらゆる国に住んだ。どの国でも歓楽街で働いた。エッチなお店ね。驚くほど地球人のサンプルがとれる。そう××なんかDNAの塊よ。いまは日本の川崎にいる。


 しかしどの国の男もスケベよね。呆れちゃうわ。私のいた惑星はみんな淡白なのに。まあそれでこそ調査対象になるのよね。


 休日、私はラゾーナ川崎の丸善にきた。私は地球の文学が好きなのよ。梶井基次郎とかいいわ。本棚から本を抜き取ろうとした瞬間ーーー


 おなじ本を取ろうとした男性がいたのよ。それがいまの旦那。その後意気投合して結婚したの。エッチなお店は辞めた。ちなみに旦那もスケベだったわ。


 今日は温泉デートよ。志楽の湯に行ってくるわ。川崎の天然温泉よ。私の任務はなんだっけ。惑星調査か。温泉につかってるとなんかどうでもよくなってくるわね。
SF
公開:20/02/07 01:18
更新:20/02/07 14:32

千億アルマ( Tokyo, Japan )

Senoku ALMA
https://note.com/shiro_mid

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