醜い彼女

私は学校でいじめられていた。
私の顔が生まれつきの奇形だからだ。
鼻が不自然に大きく、目の位置が左右ずれている。
それのせいで「バケモノ」と言われ、
皆から避けられていた。

そんな日々の繰り返しで塞ぎこんでいた
私に話しかけてくれたのが隣の席の男の子で、そして今の彼氏だった。
彼は私の顔を見ても、怖がることなく、むしろ
笑顔で話しかけてくれた。
私はそんな彼に心を開き、やがて恋人同士となった。
こんな醜い姿の私を受け入れてくれて感謝している。

僕には奇形の顔の彼女がいる。
皆は「バケモノ」と言って彼女を怖れるけど、
僕は彼女が好きだ。
何故なら僕は不細工好きだからだ。
だから誰よりも醜い彼女に一目ぼれした。
それに、彼女といると、周りが俺を優しい人
だと思ってくれる。
彼女といるだけで僕の評判は上がるのだ。
僕にとって彼女は幸せの女神だ。
ずっと一緒にいたいと思っている。