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「俺、マスオさんみたいな特技あるよ」とぶち上げた、合コン数合わせの男(32・推定無職・オレ)が一瞬、場の中心となった。
「なになに?」「ん? マスオさんの特技って何だ?」「あれでしょ。ホットケーキと一緒に自分もその場バク宙」
「(マジかよ。マスオ、パねえな……)お、俺のは、もう一つのほうで」
「バク宙しろよ。バク宙」「ホットケーキでもいいよ。星乃珈琲みたいなやつ」「コメダのシロノワールってさ、ノワールが黒って……」「サンマルクのチョコクロもなかなか」
オ・レ・ノ・ハ・ナ・シ・ヲ・聴け!
「で?」
「マスオは、饅頭の中身を割らずに当てるのさ」
「それヤバい」「私つぶ餡ダメェ」「てか、箱とかに書いてあんじゃね?」
「でさ、俺は、家の扉を……」
「それってバツゲーム潰しじゃねえ?」「激辛シュークリーム!」「マスオ。空気読め」
「なぁ。俺の特技興味ないの?」
「ない。で、おまえ今日からマスオな」
「なになに?」「ん? マスオさんの特技って何だ?」「あれでしょ。ホットケーキと一緒に自分もその場バク宙」
「(マジかよ。マスオ、パねえな……)お、俺のは、もう一つのほうで」
「バク宙しろよ。バク宙」「ホットケーキでもいいよ。星乃珈琲みたいなやつ」「コメダのシロノワールってさ、ノワールが黒って……」「サンマルクのチョコクロもなかなか」
オ・レ・ノ・ハ・ナ・シ・ヲ・聴け!
「で?」
「マスオは、饅頭の中身を割らずに当てるのさ」
「それヤバい」「私つぶ餡ダメェ」「てか、箱とかに書いてあんじゃね?」
「でさ、俺は、家の扉を……」
「それってバツゲーム潰しじゃねえ?」「激辛シュークリーム!」「マスオ。空気読め」
「なぁ。俺の特技興味ないの?」
「ない。で、おまえ今日からマスオな」
その他
公開:20/02/05 10:09
更新:20/02/05 13:05
更新:20/02/05 13:05
星新一さんのようにかっちりと書く素養に乏しく、
川端康成さんの「掌の小説」のように書ければと思うので、
ショートショートとはズレているのかもしれないです。
オチ、どんでん返し、胸のすく結末。はありません。
400文字、おつきあいいただければ幸いです。
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