のんびりと時限爆弾について語る重子おばさん
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一人のマダムがよたよたとフロントへ訪れた。
「はぁ疲れたわ。ねぇちょっと、あなたホテルの人かしら? ホテルの人だといいのですけれど…」
「何でしょう?」
「実はね、さっき時限爆弾を見つけましたの。それはもう、とても大きな爆弾でしたわ。それでね、これは早く誰かにお知らせしないと、と思って。だって、ほら人の命に関わるでしょう?」
「爆弾!? どこですか?」
フロント係は血相を変えて尋ねた。
「あら、聞いて下さるの?」
重子おばさんはちょっと嬉しそうな顔をすると、勝手に椅子を持ってきて、そこに腰を降ろした。
「あのね、私、朝に目が覚めたときに何か嫌な予感がしたのよ。なんだか今日は目覚めが悪くって。ほら、私って低血圧でしょ…」
ドオォン!!
衝撃音が大砲のように轟き、ガラスが割れて、横風に髪がバサバサと乱れた。
「まぁ…」
重子おばさんは口に手を当て、不思議そうに窓の向こうを見つめた。
「はぁ疲れたわ。ねぇちょっと、あなたホテルの人かしら? ホテルの人だといいのですけれど…」
「何でしょう?」
「実はね、さっき時限爆弾を見つけましたの。それはもう、とても大きな爆弾でしたわ。それでね、これは早く誰かにお知らせしないと、と思って。だって、ほら人の命に関わるでしょう?」
「爆弾!? どこですか?」
フロント係は血相を変えて尋ねた。
「あら、聞いて下さるの?」
重子おばさんはちょっと嬉しそうな顔をすると、勝手に椅子を持ってきて、そこに腰を降ろした。
「あのね、私、朝に目が覚めたときに何か嫌な予感がしたのよ。なんだか今日は目覚めが悪くって。ほら、私って低血圧でしょ…」
ドオォン!!
衝撃音が大砲のように轟き、ガラスが割れて、横風に髪がバサバサと乱れた。
「まぁ…」
重子おばさんは口に手を当て、不思議そうに窓の向こうを見つめた。
その他
公開:20/02/02 22:37
重子おばさん
時限爆弾
最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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