永遠の誓い
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シースルーの高速エレベーターから眺める街の夜景は遠く降下していき、やがて無数の星の宿となった。
僕は後ろ手に指環を握りしめていている。
きっと君はもう気づいている。
そうさ、僕はこれから君に——。
急に頭上に赤い炎の柱が見え、天井が大きく揺れた。
何が起きたのかわからなかった。だけど、この身にこれから起きることは不思議とすぐに理解した。
固いつっかえが外れ、ロープがプツリと切れる。
二人の身体が宙に浮き上がった。
無重力の中で手を伸ばし、互いの身を引き寄せる。
指環を、僕は見せた。
涙を、君は浮かべた。
残り何秒なの、私たち——?
僕らは見つめ合い、唇を寄せあった。この人が、僕の恋人なんだと強く感じる。唇が熱く燃え、僕らは永遠を誓い合う。
言葉を交わす時間なんてもうどこにもない。
時は今——
真空のゼロを歌っている。
僕は後ろ手に指環を握りしめていている。
きっと君はもう気づいている。
そうさ、僕はこれから君に——。
急に頭上に赤い炎の柱が見え、天井が大きく揺れた。
何が起きたのかわからなかった。だけど、この身にこれから起きることは不思議とすぐに理解した。
固いつっかえが外れ、ロープがプツリと切れる。
二人の身体が宙に浮き上がった。
無重力の中で手を伸ばし、互いの身を引き寄せる。
指環を、僕は見せた。
涙を、君は浮かべた。
残り何秒なの、私たち——?
僕らは見つめ合い、唇を寄せあった。この人が、僕の恋人なんだと強く感じる。唇が熱く燃え、僕らは永遠を誓い合う。
言葉を交わす時間なんてもうどこにもない。
時は今——
真空のゼロを歌っている。
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公開:20/02/03 21:40
更新:20/02/03 21:42
更新:20/02/03 21:42
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最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。
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