節分のあと

生活習慣の変化により、「つおつおおにおに」の効果が切れた20時以降にも豆まきを行う家庭が多く、鬼たちは今年も多数が敗退した。

しかし、そこには隠された鬼たちの陰謀が残されていることに気がつく人は多くない。

実は正月の餅ほどではないが、サイレントキラーとしての素質が豆にもあったのだ。

ひとつは大豆アレルギー。そして、もうひとつは誤飲によるものだ。

もう何十年もの間、日本人社会の高齢化が進み、老人が簡単にむせることがわかっている。おわかりであろう。そう、

「歳の数だけ豆を食べる」

という最後の行為が危険なのである。アレルギーがあるとわかっている者はそれを避けるが、そうでない老人の中には、豆を硬いままよく噛まないで飲み込もうとする者もいる。器官に入り最悪、窒息を引き起こすのだ。

鬼の最後の罠に引っかからないよう、豆はよく噛んで食べましょう。水分も摂ってね。