ドリアード(13)
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「!?」間一髪、俺は育美たちに伸びようとする蔓を切り払う。
現れた敵は5mはあろうかという巨体の感染者だった。
育美たちに次々と蔓が伸びるのを片っ端から切り払う。
「ここまで大きくなるとは! こいつどれだけの人間やら感染者やら食らってきたのやら」
どうやら俺自身を囮にできたようだが、俺も防戦一方になる。
なんとか反撃しようとするが蔓の数が多すぎそのうち腕があがらなくなってきた。そこを狙われ蔓でがんじがらめにされた。
だが、それらの蔓がだらんと垂れ下がる。
「死ね」
俺のもつ奥の手、それは触れた生き物の細胞にある自己破壊プログラムを『誤動作』させ死に至らしめる能力。だが代償も大きく効果範囲をあげればあげるほど自身の心身、そして命をも削る。
敵が動揺するすきに敵の懐にたどり着き、手をあてる。
「あばよ!」最後の力を振り絞り、力を放出した。
断末魔の叫びを子守唄に、俺は意識を手放した。
現れた敵は5mはあろうかという巨体の感染者だった。
育美たちに次々と蔓が伸びるのを片っ端から切り払う。
「ここまで大きくなるとは! こいつどれだけの人間やら感染者やら食らってきたのやら」
どうやら俺自身を囮にできたようだが、俺も防戦一方になる。
なんとか反撃しようとするが蔓の数が多すぎそのうち腕があがらなくなってきた。そこを狙われ蔓でがんじがらめにされた。
だが、それらの蔓がだらんと垂れ下がる。
「死ね」
俺のもつ奥の手、それは触れた生き物の細胞にある自己破壊プログラムを『誤動作』させ死に至らしめる能力。だが代償も大きく効果範囲をあげればあげるほど自身の心身、そして命をも削る。
敵が動揺するすきに敵の懐にたどり着き、手をあてる。
「あばよ!」最後の力を振り絞り、力を放出した。
断末魔の叫びを子守唄に、俺は意識を手放した。
SF
公開:20/01/29 18:55
ぼちぼちやっていこうと思います。
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