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ある日、男の子が学校から家に帰るとお母さんに尋ねた。
「ねぇねぇ、お母さん、なんだか今日胸の辺りがズキズキ痛むんだ」
「いつから痛いの?」
「うーん、同じクラスのナツミちゃんと喋ってた時からかな……」
男の子の返答にお母さんは胸を撫で下ろすと、微笑みながら口を開いた。
「それは、恋ね」
「恋?」
「そうよ、でも、とってもいい事なの。胸がズキズキ痛む程相手の事を考えちゃうのが恋。つまり、タカシはナツミちゃんの事が好きって事よ」
「うーん、よくわからないよ。僕はどうしたらいいの?」
「逆にタカシがナツミちゃんの胸をズキズキさせる事が出来たら両想いって事で幸せになれるの」
「へー、そうなんだ。僕もナツミちゃんの胸の辺りをズキズキさせたい」
「ふふふ、がんばってね」
次の日ーー
男の子は、ナツミちゃんの胸の辺りに腰の入った正拳突きをお見舞いした。
「ねぇねぇ、お母さん、なんだか今日胸の辺りがズキズキ痛むんだ」
「いつから痛いの?」
「うーん、同じクラスのナツミちゃんと喋ってた時からかな……」
男の子の返答にお母さんは胸を撫で下ろすと、微笑みながら口を開いた。
「それは、恋ね」
「恋?」
「そうよ、でも、とってもいい事なの。胸がズキズキ痛む程相手の事を考えちゃうのが恋。つまり、タカシはナツミちゃんの事が好きって事よ」
「うーん、よくわからないよ。僕はどうしたらいいの?」
「逆にタカシがナツミちゃんの胸をズキズキさせる事が出来たら両想いって事で幸せになれるの」
「へー、そうなんだ。僕もナツミちゃんの胸の辺りをズキズキさせたい」
「ふふふ、がんばってね」
次の日ーー
男の子は、ナツミちゃんの胸の辺りに腰の入った正拳突きをお見舞いした。
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公開:20/04/09 00:31
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