どれいせいさん

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「はい、明日からみんなこれをつけるようにー!」
理科の教師、浅井の声がけたたましく響いた。
曇天模様の空の下、校舎のなかで生徒たちは目を凝らしてそれを見ていた。

ある事件のあと、小紅市ではペンダント型のこころメーターを導入した。中学生に職場体験をさせて、心の教育をする。有名スーパーは聡明な子を選びたいと平気で注文をつけ、スクールカースト底辺の子は作業所へ配属となる。

教育といえばどんな理不尽なことも通る。体験後、こどもは「働く大人は大変」と感謝する手紙を書く。メールになってから減りつつある郵政省の仕事を増やす目的もある。

教育委員長のナオキの愛読書は「わが闘争」。
子どもたちにこころメーターをつけて、「心の美しさ」を競わせて、それを鑑賞したいだけだった。
IT会社の売れ残っているタブレットを消費するのに一役も買った。
周囲は本心ではなかったがナオキを褒め、従った。
青春
公開:20/04/02 17:47
更新:20/04/03 08:31
トライやるウィーク 廃止 親守り歌 1/2成人式 職場体験 タブレット 教育委員会

傘まり( 阪神間 )

最近、ピッピ展に行きました。津田梅子、大塚女子アパートメントの本を読み、女性の学校や住居に興味がわきました。
キューティーブロンド3の公開が待ち遠しい。
アニメのスプーンおばさん、はーいステップじゅんなどを再び観たいです。

ミニコミ・ZINE、海外YAなどを読みたいです。

洋服、夜、広場、自助グループ、家をテーマに書きたいです。

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