昔、東阪合同社員旅行

同じ本部でも東京と大阪は別の部であり、転勤等で移動がなければ人の交流は無い。特に女性は出張もなく電話で話す程度だ。そこで社員旅行を東阪合流でしようとなり、ほぼ中間地点の愛知県の蒲郡温泉に決定した。

旅行当日現地で落ち合い一緒に、昼は遊覧船で兎島や猿島等を観光し、夜の宴会は旅館の舞台でカラオケ合戦で盛り上がった。部屋割は数人ずつが相部屋で東阪と若手・ベテランをミックスしてあった。
後日、素晴らしい人事交流と親睦も深められたと総括され、来年以降も合同でやるべしとなった。
しかし同じ会社と言えども、今日会ったばかりの人と相部屋になったり、知らない上司が現れたりで互いに面食らった。更に部長のみが個室を確保していた事も大問題になった。

皆の不満の気持ちが日々膨らみ大きな風船となりアドバルーンよろしく本社上空にポッカリと浮かんだ。
結局合同旅行はそれ限りで、その後は従来通り別々に行っている。