〇〇家族の善行?
5
3
ここに魔術が使える三人家族がいる。その家族には共通した特徴があった。それは彼らのボールのような体型だ。しかし彼らはその体型を憂いていない。むしろこの体型でいることは最高の幸福だと考えていた。
夜、玄関を出た父が口を開く。
「お前達、人々を幸せにする準備はいいな?」
「もちろんよ」
「僕、頑張る!」
父は魔術を使い体を丸めて転がり出す。母と息子もそれに続く。
そんな彼らの行く手に一人の男性が現れた。男性は驚きながらも道の端に寄る。だが父はそれに構わず魔術を放った。すると男性の体がボンとボールのように膨らむ。当然服は破けて使い物にならなくなる。そこで次に転がってきた母が魔術を使い服を生み出した。その服を息子が魔術で操り男性に着せる。素晴らしい家族プレーである。
そして彼らは何事も無かったかのようにその男性の脇を通り過ぎていった。
これが丸々家族が考えた人を幸せにする魔術である。
夜、玄関を出た父が口を開く。
「お前達、人々を幸せにする準備はいいな?」
「もちろんよ」
「僕、頑張る!」
父は魔術を使い体を丸めて転がり出す。母と息子もそれに続く。
そんな彼らの行く手に一人の男性が現れた。男性は驚きながらも道の端に寄る。だが父はそれに構わず魔術を放った。すると男性の体がボンとボールのように膨らむ。当然服は破けて使い物にならなくなる。そこで次に転がってきた母が魔術を使い服を生み出した。その服を息子が魔術で操り男性に着せる。素晴らしい家族プレーである。
そして彼らは何事も無かったかのようにその男性の脇を通り過ぎていった。
これが丸々家族が考えた人を幸せにする魔術である。
ファンタジー
公開:20/04/01 18:18
更新:20/04/03 13:21
更新:20/04/03 13:21
小説の構成の練習はショートショート小説でするのが良い、と聞いたのでチャレンジしてみることにしました。
もし何かおかしな所があれば遠慮なく突っ込んで下さい。
よろしくお願いします。
ログインするとコメントを投稿できます