ホームワークスイッチ

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国は、ワークライフバランスの実現を目指す働き方改革の一環として、ホームワークスイッチの支給を始めた。
家庭で仕事を行う、ホームワークをするための環境を整備するスイッチで、電力量計や遮断器などが入った分電盤の付属品として設置された。
スイッチのオン・オフは自分で判断し、オンのときは、やる気を促す電気が流れて自宅で仕事に勤しむ。オフのときは家庭での生活を楽しみ、仕事をやりたいという意欲が起こらない仕組みになっている。
このスイッチ、実はもう一つの目的があり、家でなかなか宿題をしない子供にやる気を起こさせる電気もオンのときに流れることから、ホームワークスイッチと名付けられたのだ。
ただ、注意しないといけないのは、スイッチをオンのままにしておくと、仕事と勉強をやり続けることになるので過労になってしまう。
そこで、スイッチがオンのままだと電気の使い過ぎと判断し、警報アラーム音が鳴る機能も加えられた。
その他
公開:20/03/30 19:52
ワークライフバランス 働き方改革 ホームワーク スイッチ 家庭 仕事 オン・オフ 電気 宿題 SWITCHインタビュー 達人達

SHUZO( 東京 )

1975年奈良県生駒市生まれ。奈良市で育つ。同志社大学経済学部卒業、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
田丸雅智先生の作品に衝撃を受け、通勤中や休日などで創作活動に励む。
『ショートショートガーデン』で初めて自作「ネコカー」(2019年6月13日)を発表。
読んでくださった方の琴線に触れるような作品を紡ぎだすことが目標。
2022年3月26日に東京・駒場の日本近代文学館で行われた『ショートショート朗読ライブ』にて自作「寝溜め袋」「仕掛け絵本」「大輪の虹列車」が採用される。

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