すごい本(ミステリ編)

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 このミステリ小説の素晴らしいところは、物語の導入となった不思議な届け物を、主人公宅に持ってきた配達人が実は真犯人だったというオチである。まさか序文で一回きりしか本編に出てこない、読者の印象に残りにくいこの男が真犯人だったとは、誰も思うまい。しかし、名探偵の推理によって最後には見事に真相が暴かれるのである。他にも見所はいっぱいだ。中盤では、死んだはずの主人公の妹が実は生きていたという仰天の事実も明かされるし、電話の録音機能を利用した成り済ましトリックも、最後まで気づかなかった。今思うと、特定の質問に対して犯人が沈黙してしまうのは、このトリックの伏線だったわけだ! いやそれにしても、ずっと犯人だと思っていた主人公の友人が、実は犯人じゃないと気づいたときは本当に「騙された!」と叫んだものだ。このミステリ小説こそ文句なしの私の一番のオススメ作品である。是非君にもこの傑作小説を読んでみて欲しい!
ミステリー・推理
公開:20/03/29 12:29
更新:20/03/29 14:11
ネタバレ 感動のあまり ミステリを台無しにする人 実在しない架空本の レビューです ご安心を

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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