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会社での雑談中、それぞれを鳥に喩えたらという話になった。
温厚で知的な支店長はフクロウ。
バリバリ営業マンの近藤さんはタカ。
紅一点のちまちました里奈さんはスズメ。
「じゃあ俺は何になるんすか」
すると俺の専属怒突き係の野森さんが言った。
「けっ、おまえみたいに始終惚気てる奴は『ご機嫌トリ』だよ!愛しの彼女のな」
部屋中が爆笑に包まれる。
「…て言われてさ。ちぇっ」
家に帰って彼女のメシを食べながらそう話すと、彼女はケラケラと笑った。
「別にいいじゃない。そのかわりちゃんとごはんも作ってあげてるし。あ、オシドリ夫婦って言うよね…って、まだ夫婦じゃないけど」
いや、実は俺もさ。
そう言い返してみたんだ。
そしたらニヤリと笑って支店長が言うんだよ。
「オシドリって一年ごとに相手変えるんだぞ、沖田」
—でも嬉しそうな彼女にはとても言えず、曖昧に笑った俺は、緩くなったビールをぐっと飲み干した。
温厚で知的な支店長はフクロウ。
バリバリ営業マンの近藤さんはタカ。
紅一点のちまちました里奈さんはスズメ。
「じゃあ俺は何になるんすか」
すると俺の専属怒突き係の野森さんが言った。
「けっ、おまえみたいに始終惚気てる奴は『ご機嫌トリ』だよ!愛しの彼女のな」
部屋中が爆笑に包まれる。
「…て言われてさ。ちぇっ」
家に帰って彼女のメシを食べながらそう話すと、彼女はケラケラと笑った。
「別にいいじゃない。そのかわりちゃんとごはんも作ってあげてるし。あ、オシドリ夫婦って言うよね…って、まだ夫婦じゃないけど」
いや、実は俺もさ。
そう言い返してみたんだ。
そしたらニヤリと笑って支店長が言うんだよ。
「オシドリって一年ごとに相手変えるんだぞ、沖田」
—でも嬉しそうな彼女にはとても言えず、曖昧に笑った俺は、緩くなったビールをぐっと飲み干した。
青春
公開:20/03/28 10:00
更新:20/03/29 19:17
更新:20/03/29 19:17
勝手に花鳥風月シリーズ開催
#2 鳥
鴛鴦(おしどり)
惚気(のろけ)
2019年11月、SSGの庭師となりました
現在は主にnote・TALES・公募でSS~長編を書いています
留守ばかりですみません
【活動歴】
・第2回 日本おいしい小説大賞 最終候補(小学館)
・第31回やまなし文学賞 佳作『雨を知るもの』
・創作大賞2025 入選 『栗と牡丹』
・SSアンソロジー『ベリショーズ』寄稿
・ホラーアンソロジー『ウタ・カタ』寄稿
【刊行】
・第31回やまなし文学賞受賞作品集(山梨日日新聞社)
・栗は月色、こがね色 和菓子処長月堂(朝日文庫)
【note】
https://note.com/akishiba_note
【Twitter】
https://twitter.com/CNecozo
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