Gちゃん

「ねえ、そこにいるんでしょ」
カサッ
「私が悪かったわ。謝るから出て来てよ」
カサッ
「あなたにサプライズしようと思っていたのよ」
カサッ
「今まで同棲してきた仲じゃないの」
カサッ
「だから、悪かったって言っているじゃないの。あなたに許可を取らずに部屋の模様替えをしたこと」
カサッ
「ふふふ、あなた、それで隠れているつもり。尻尾が見えているわよ。それっ」
シュッ
「こ、これは。「の」。それとも「e」かしら。ふふふ、あなた、なかなかやるじゃないの。私が知らないうちに変わり身の術を身に付けているなんて」
カサッ
「絶対に逃がさないわよ。私、あなたのことずっと監視しているんだから」
カサッ
「絶対に逃がさない。こう見えても昔はGメンの佳奈って周りから恐れられていたんだから」
カサッ
「ねえ、怒らないから早く出てきなさい。そして、私の実験に快く協力して。殺虫剤のモニターとして」