傷つきアプリ

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「そうだったのか…」

ピー!ピー!
スマホの画面が赤くなり、俺は青ざめた。さっきまでわきあいあいと会話していたのに、相手の女性がさっと顔色を変えて去っていったのだ。

俺はさっき会話していた状況やら会話についてスマホに話した。傷つきアプリというやつでNGワードを指摘してくれる。
次はどう言い換えればいいか、マイクロアグレッションの参考サイトやチューター動画の案内が出てきた。その中で実際に言われたことのある人がどういう気持ちになったかを訴えてきた。あまりに言葉の暴力が絶えず、最近監視カメラとともに多くの会話を録音するのがデフォルトとなった。法律もできて迂闊に悪口を言うと証拠はすぐそろい、噂話もできない。パワハラで暴言をはいた上司は数分でクビになり、賠償金を払えず刑務所いきになったのをみたところだ。

「・・・・。」俺はしばらく考え込んで、女性に謝ることにした。
ファンタジー
公開:20/03/26 23:07

まり( 阪神間 )

実際にあったことをモデルに書いています。
服を貸してくれる図書館はオランダに、0¥ショップはドイツにあります。
好きなものは折り紙、ミニコミ、ZINE。今年初めて詩のワークショップに行きました。
 

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